News Release
ニュースリリース

2008.10.28

― 生ゴミを肥料・飼料に―
マクドナルド、食品廃棄物のリサイクルを推進
2008年度は75店舗でリサイクル率100%(注1)を達成

日本マクドナルド株式会社〔本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長兼CEO:原田泳幸〕は、環境負荷の軽減と食品資源の有効活用のため、2008年度より、店舗で出される食品廃棄物を回収し、肥料化・飼料化する食品リサイクルを推進いたします。9月にテスト導入した東京・多摩地区の25店舗に続き、11月1日からは東京都23区内の50店舗で開始します。これにより、実施店舗では食品廃棄物のリサイクル率100%を実現します。今後とも継続的な拡大を展開し、食品廃棄物リサイクル率の向上を図ります。

マクドナルドでは2001年より導入したメイド・フォー・ユーシステム(注2)で食品廃棄物を削減する一方、食品リサイクルも推進してきました。この度、改正食品リサイクル法の施行に対応し、さらに食品資源の有効活用を図るため、民間処理業者との提携により、肥料化・飼料化の仕組みを導入しました。農作物の栽培に再生利用する「肥料化」、家畜のえさに再生利用する「飼料化」とも、当社では初めての取り組みです。

店舗で分別して保管した食品廃棄物は、肥料化工場または飼料化工場のいずれかに収集運搬されます。肥料化工場では食品廃棄物を発酵させて肥料化し、有機栽培用肥料として農家などで活用されます。飼料化工場で再生された飼料は配合飼料としてトウモロコシや大豆と混ぜ、家畜のえさとなります。

9月に肥料化のテスト導入をした多摩地区では順調に食品廃棄物リサイクル率100%を達成していることから、11月からは東京都23区内の50店舗で飼料化の取り組みを始めます。東京での取り組みをモデルに、今後、実施店舗を順次拡大し、食品廃棄物リサイクルに積極的に取り組みます。

マクドナルドでは食品廃棄物の発生抑制やリサイクルを通じて、一層の環境負荷の削減に努め、循環型社会に貢献して参ります。

注1:食品廃棄物総排出量に対する食品廃棄物リサイクル量の割合(%)
注2:ハンバーガーを作り置きをしないオーダーメード方式の厨房システム

食品廃棄物リサイクルの流れ(イメージ図)

食品廃棄物リサイクルの流れ(イメージ図)

【ご参考】マクドナルドの環境への取り組みはこちらをご覧下さい。
http://www.mcdonalds.co.jp/company/eco/eco.html