news release 2003/09
免許皆伝
「McCPC」(マクドナルド認定プロフェッショナルクルー)
マクドナルドが初めて、アルバイトに資格制度導入
日本マクドナルド株式会社〔本社:東京都新宿区、社長:八木康行〕では、2003年6月よりマクドナルドの店舗で働くクルー(マクドナルドではアルバイトスタッフのことをクルーと 呼んでいます)を強力にバックアップするプログラム 「McCPC」 制度を導入しています。
これは、マクドナルドがそのクルーに対して社会に出ても十二分にその持てる力を発揮し、周囲の模範となりうる人物と認め、資格として与える制度です。店舗で働くスタッフとして接客、製造作業等の技術的な側面だけでなく、社会人としての就業姿勢や行動力など、多岐にわたってその能力が高く、また、チームワークよく仕事ができるプロフェッショナルなクルーだけが得ることができる資格です。クルーの自主性を尊重するため、クルーの申し出があって初めて審査を行います。

店舗では、新人クルーとして店舗勤務が決まると、トレーナーと呼ばれる経験豊かなパートナーがつき、トレーニングが始まります。新人クルーが仕事を覚えるまで、その内容や、器具の取り扱いなどまで丁寧に教えていきます。クルーは経験をつみ、以下のようにステップアップしていきます。

《アルバイトのタイトル》
トレーニー(新人クルー)→Cクルー→Bクルー→Aクルー→スター(客席でお客様の誘導やお世話ができる)→トレーナー(他の人にトレーニングをすることができる)→スウィングマネージャー→Aスウィングマネージャー)

このような社内的なタイトルもありますが、対外的にも通用する資格制度を導入することで、モチベーションをあげると同時に、アルバイト学生には就業意識を持ってもらうことを狙いとしています。この制度は今年6月よりスタートし、既に8月までに36人が合格しています。
合格者には、金もしくは銀のネームプレート、特製ボールペン、認定資格証明書が授与されるとともに、資格のひとつとして履歴書への記入も奨励しています。
ちょっとしたきっかけではじめたアルバイトであっても、仕事を通じて知らぬ間に身に付けた『働く力』を、この審査によって強く意識することになります。また、この審査を通じて自分の長所・短所などを知り、自分の能力を客観的に分析できるようになります。

McCPCの担当である人事本部 俵山祥子氏は、「企業の就職担当者や就職媒体企業の担当者からは、よくマクドナルドのアルバイトクルーは、教育がいきとどいている、コミュニケーション能力がある、リーダーシップがある等ほめていただきます。しかしながら本人達がその能力を自覚できていないことも多いのです。毎年3000人以上の大学生アルバイトが社会人となりますが、就職  活動の際には、この審査用紙を自分自身を把握するツールとして使い、面接官に自信を持って 自分をPRしてもらいたい。この資格は能力の客観的な裏付けとなりますので、履歴書に記入すれば、必ず就職活動に役立つはずです。また、就職活動を控えている学生だけでなく、この資格を獲得することをマクドナルドで働くすべてのクルーがひとつの目標として働いていただきたい。」と話しています。

McCPCの受験資格は、スウィングマネージャー以上で、マクドナルドのマネージャー対象の集合研修を受講したクルーとなります。
今後は、マクドナルドのクルーがMcCPCの資格をもってどんどん社会へと羽ばたいていくことを期待しています


【McCPC概要】

*対象者
アルバイトクルー対象(スウィングマネージャー以上) 
*審査の流れ
店長が、クルーの申請を受けて2週間以内に、審査表を基に審査を 実施する
*審査項目
・店舗営業にかかわるQ(オペレーション能力)、S(サービス)、C(衛生管理)、V(セール、手話、ブランドイメージ)
・社会的に求められる能力(コミュニケーション、チームワーク、徹底性、達成意欲、組織指向性)のポイントで評価する
*受験資格
マクドナルドのスウィングマネージャー以上で、各地区本部にて一定レベルの集合研修を受講していること

*資格の種類
2級   ネームプレート(銀)
1級  ネームプレート(銀)、特製ボールペン、認定資格証明書
上級  ネームプレート(金)、特製ボールペン、認定資格証明書

マクドナルドクルーの数  :  約12万人
現在の受験可能者の数  :  約5500人
テスト地区を含めた現状  :  資格取得者数 8月末現在 36名
                      (内訳:上級7名/1級16名/2級13名)


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