news release 2007/10/03
品質、サービス、新商品などを総合的に研究・検証
マクドナルド、総合研究施設 「スタジオM」を新設
〜更なるサービスの向上とおいしさの創造を目指します〜

日本マクドナルド株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長兼CEO:原田泳幸)は、メニュー開発や食の安全、品質管理やサービス向上の研究などを行うことができる総合研究施設「スタジオM」を東京都新宿区に新設し、10月中旬より本格稼動いたします。メニュー開発から店舗オペレーションの検証まで、一箇所に集約した複合研究施設としては、世界のマクドナルドの中で初となります。

この施設は、マクドナルドビジネスの基盤であるQSC&V(Quality,Service,Cleanliness, and Value=信頼の品質、スピーディーで心地よいサービス、清潔で快適な環境、そしてバリュー)をより強化するために開設されたもので、計114の客席を配したドライブスルー付きの店舗・キッチンを再現した施設や、新商品開発専用のキッチン、食品衛生に関する検査を行う研究室などが配置されています。

これまで当社では、品質検査や新商品開発、モニター調査などを都内各地にある施設で行い、また店舗オペレーションの検証は実際の店舗で行うなど、各機能が分散されておりました。 今回の「スタジオM」では、これら各施設を一箇所に集約させ、品質管理、新メニュー開発、モニター調査や店舗でのオペレーション研究などの一連の流れを短時間で検証する体制を構築しました。これにより、これまで数ヶ月以上を要した新メニュー投入のスピードが一段と向上し、食材の旬やフードトレンドに即応した商品やサービスをいち早くお客様に提供することが可能になります。

当社では、これからもQSC&V向上への投資、食の安全、品質への取り組みを積極的に行い、より安心・安全、満足のいただける食の創造と提供に努めてまいります。


スタジオM
<「スタジオM」施設概要>

■ 所在地 :東京都新宿区
■ 施設面積   :約770m²
■ 主な施設内容 :詳しくは下記をご参照下さい
テストキッチン(キッチン・客席)/フードセーフティラボ/メニューマネージメントキッチン/ミーティングルーム/テイスティングルーム/ハンバーガー大学クラスルーム


「スタジオM」内各施設紹介
 
■テストキッチン
@キッチンエリア:マクドナルドの標準ドライブスルー併設のキッチンが再現されています。このキッチンでは、厨房レイアウトや新メニューを作る際の効率的なオペレーションの検証などが行われます。店舗ピーク混雑時のオーダーを再現することもできますので、現役の店舗スタッフを揃えてシミュレーションを行うなど、オペレーション改善の検証を行うことも想定しています。

A客席エリア:マクドナルド店舗の客席が再現されています。広々とした客席スペースを確保しましたので、社内外の様々なイベントを実施することもできます。

■メニューマネージメントキッチン
新商品の試作品を作る専用キッチンです。上記のテストキッチンと試作用キッチンを別にしたことで、セキュリティ向上のほか、業務効率の改善を図ります。

■フードセーフティラボ
食品衛生に関わる微生物検査を主に行う施設です。食材や商品がマクドナルドのグローバル規格に適合したものかどうかはもちろん、国内の衛生関連法規と日本マクドナルド基準に適合しているかを検証します。また、調理中の従業員の手指や使用中の厨房機器の表面などの拭き取り検査をおこないます。

■ミーティングルーム
消費者インタビューを行うスペースです。試作品などを召し上がる方々の表情や食べ方、コメントなどから、商品開発のヒントや改良点を探り出すなどして、商品クオリティーのアップを目指します。

■テイスティングルーム
メニューマネージメントキッチンに併設された、試食用の部屋です。ここでは、試作品をキッチンから直接運び、その場で関係者による評価を行うことができます。評価を受けてすぐにキッチンに戻ることが可能なため、作業効率が高まります。

■クラスルーム
社員の人材育成のための教育やシステム開発を行う社内機関、「ハンバーガー大学」の教室が「スタジオM」内にもできました。クラスはアルバイトから店長まで5つのコースに分かれており、コースに分かれる前には「フードセーフティコース」という衛生管理や食の安全について学ぶ必修授業があります。以前は本社にしかなかった教室が「スタジオM」にできたことで、オペレーションと連動した授業が可能になりました。




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