日本マクドナルド株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長兼CEO:原田泳幸)は、NPO法人
企業教育研究会と共同で進める食育授業サポートの一環として、「早寝早起き朝ごはん」を題材としたテスト授業を開始いたします。このテスト授業は、6月29日(金)の福岡県福岡市立長丘小学校をはじめとし、12月までに全国3校の小学校(東京・宮城)にて実施いたします。
日本マクドナルドでは、未来を担う子どもたちがバランスの良い食生活を送るための知識を身につけ、食を選択する力を養ってもらうことを目的に2005年、授業で使うことが出来る食育サイト『食育の時間』を立ち上げました。さらに2006年末には、『食育の時間』を使った指導案をDVD付冊子にまとめ、全国教育関係者へ3,000部無料配布を行うなど、食育活動を支援してまいりました。「総合的な学習の時間」などで、どのように食育を子どもたちに教えていけばいいのかを思案する教育関係者からご好評をいただき、無料配布以降もこのDVD付き食育指導案は、5月末現在で約600件にものぼる問い合わせがありました。そのうち約64%の教育関係者が「この指導案を元に食育授業を実施する」と答えています。
近年、「朝食を食べない」「夜更かしをする」など、子どもたちの基本的生活習慣が乱れ、学習意欲や体力、気力に影響を及ぼしていると言われています。地域、学校、家庭が一体となり、子どもたちの健全な育成を目指すために、2006年4月より「早寝早起き朝ごはん」運動がスタートしました。
今回のテスト授業は、「早寝早起き朝ごはん」が子どもたちの正しい育成に重要であることを認識し、新たに「早寝早起き朝ごはん」をテーマとした食育授業プログラムを日本マクドナルドと企業教育研究会がコンテンツ開発をしたもので、各校と協力して45分間のテスト授業を実施するに至りました。
テスト授業では、朝ごはんをテーマとした「朝ごはんってなぜ大切なの?」のほか、早寝・早起きなど生活サイクルをテーマに、各校の担当教諭などが「早寝・早起き・朝ごはん」の重要性が理解できるデータを用いながら授業を行います。
このテスト授業を踏まえ、日本マクドナルドでは教育関係者がより利用しやすく、子どもたちがより理解しやすいようにコンテンツを改良し、食育サイト『食育の時間』に「早寝早起き朝ごはん」を題材としたコンテンツを追加導入し、より多くの教育関係者の方にご利用いただけるように、さらなる食育活動支援を行っていく予定です。
[ご参考]マクドナルドの食育活動
■これまでの食育取り組みと今後の予定■
2005年7月
2005年9月〜
2006年12月
2007年6〜12月
2007年12月 |
食育サイト『食育の時間』オープン
全国5校にてサイトを活用したテスト授業を実施
「小・中学校のための食育」DVD付指導案 全国3,000校に無料配布
全国3校(福岡、東京、宮城)「早寝早起き朝ごはん」テスト授業を開始
『食育の時間』に0時間目授業「早寝早起き朝ごはん」コンテンツ追加
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(1)食育プログラムの提供
マクドナルドでは2005年7月にNPO法人企業教育研究会とともに、楽しみながら食育を学べるインターネットサイト『食育の時間』を開設いたしました。その後2005年9月より、サイトで提供中の5つの授業プログラムを実施する食育モデル授業を実施し、それらを元に、より活用しやすいモデル指導案を再開発いたしました。
『食育の時間』の5つのプログラム
1時間目「好きなものだけ食べちゃいけないの?」 −栄養バランスと栄養素−
2時間目「ハンバーガーは何でできているの?」−食品群とそのはたらき−
3時間目「どうしてお腹がへるのかな?」 −基礎代謝って何?−
4時間目「私たちの食べ物は大丈夫?」 −衛生管理と食の安全−
5時間目「みんなで食べるとおいしいね!」−正しい食生活−
(2)教育関係者への啓発
2005年9月より全国5校で約20時間にわたり実施した食育授業の指導内容や学習効果を紹介する「小・中学校のための食育」DVD付き指導案を、2006年12月に全国の小中学校3,000校に無料で配布を致しました。
また、『食育の時間』サイトではDVD付き指導案の配布申し込みを受け付けるほか、モデル指導案をはじめ、授業内で活用できるワークシートや教材などの食育授業サポートツール提供を掲載しており、授業用教具の無料貸出も受付ています。
「小・中学校のための食育」DVD付き指導案
2005年に全国5校で約20時間にわたり実施した食育授業の指導内容や学習効果を紹介するものです。授業の記録映像を収録したDVDと、実施した授業とその学習効果を考慮したモデル指導案を掲載したガイドブックで構成されています。モデル指導案は現在『食育の時間』で提供している5時限分の食育授業を実施する際に参考となる指導案で、1時限45分間の授業シナリオや指導のポイントなどが整理されています。
(3)食育支援事務局の設置
マクドナルドの食育サポートは、マクドナルドが授業を行うのではなく、先生が主体となって学校の状況や生徒に合わせて、自立的かつフレキシブルに授業を実施するための支援を目的としています。そのため、NPO法人企業教育研究会と共同し、食育活動支援事務局を設置いたしました。この事務局では、食育授業を実施するにあたっての相談を電話やメールでサポートする他、授業用教具の貸出受付や指導案の無料配布受付などを行い、教師自身が自主的に食育授業を実施出来る環境をサポートしています。
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